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23番(浦上雅彦君) お世話になります。浦上です。
 まず初めに,私からもトリノオリンピックで,女子フィギュア,荒川静香選手に対しまして心から感謝申し上げたいと思います。我が国に大きな感動を与えてくださいまして,ありがとうございました。質問でもですね,イナバウアーとかクイズとかも出たりしましたけども,あれは足わざだそうで,のけぞりそのものがイナバウアーではありません。また,こんな記事も見ました,イナバウアーに注意と。やっぱり熟練したプロがなせるわざであるそうなので,素人がやるとこけてしまうんですね。ですから,ぜひけがをされませんようにスケートを楽しんでいただきたいというふうに思います。
 それから,話はがらっと変わりますけども,先ほども議論になりました乳幼児医療費のいわゆる助成年齢の拡大,これを市長は当選されて短期間にいとも簡単にですね,夢の就学前まで引き上げてくださいました。これはもう高く評価せざるを得ないと言えると思います。共産党の皆様を中心に昔からずっと訴えてこられた案件でございます。
 実は私も同級生の子どもが3歳になる時代がありまして,多くの私の同級生の子どもたちが乳幼児医療費の助成対象から外れた年があったんです。それで,おくればせながら重要性を知りまして,私も訴えさせていただきましたところ,1年おくれて4歳まで上がりました,萩原市長時代ですけれども。そのときはもう同級生の子どもは4歳になってたんですけども,それから2年を経ましてとうとう就学前までということでございます。去年その子たちは就学してるんですけども,まあそれはさておき,多くの乳幼児を抱えられている家族の皆さんが大変喜ばれてるであろうと思います。
 それからまたもう一つ,話をがらっと変えまして,こないだ「県庁の星」という映画を見させていただきました。その宣伝をさせていただきます。ぜひ皆様にもお暇な時間があれば,見ていただきたいと思います。それは,何か少し岡山市とかぶった感じがしたんです。
 民間のノウハウや民間のことを知るべきだろうということで,県庁職員のトップエリートがスーパーに半年間の研修に出されるんです。その県庁のエリートの教育をする係が何とパートの女の子という,それが柴咲コウなんですけれども,柴咲コウのもとで県庁のエリートが勉強させられるわけです。民間の考え方に驚き,またその県庁のトップエリートがそのストアの中に入ると全く使えない人間として落ちこぼれていくんですけども,最後は民間の考え方と,やっぱり事務屋としてはプロですからそういう県庁のエリートの実力を発揮して両方が力を合わせて,そのスーパーが立て直っていくというおもしろい映画でございました。今メルパで絶賛放映中でございます。ぜひ見てやっていただきますように。ちなみにロケ地は高梁市であったということであります。
 私も経済委員長ですから,質問はしませんけれども,ぜひ映画のロケ隊に優しい岡山市というふうに前も質問させてもらったことがありますが,香川県の庵治町なんかは「セカチュー」,いわゆる「世界の中心で,愛をさけぶ」が大ヒットしたおかげで庵治町が恋人たちのメッカとなり,庵治町役場で「セカチュー」グッズを売って飛ぶように売れているというのが去年実際にありましたけども,岡山市もぜひ大ヒットする映画のロケ地になればいいなあというふうに思います。ぜひ映画のロケ隊に優しいまち岡山をつくってほしいと思います。
 それでは,第1項,岡山の安全・安心のヒーローをつくろうの項に入らせていただきます。
 先日安全・安心のまちづくりの質問が出た際に,高谷市長の答弁の中で,富山学区はよく頑張っているとお褒めいただき,大変ありがとうございます。また,田尻議員におかれましては,富山のすばらしさを細かなデータに基づきるる説明していただき,まことにありがとうございました。
 確かに私の地元の富山学区では防犯,防災の組織が編成されており,活発な活動を展開いたしております。連合町内会を中心に地元消防団と各種協議会が一つに力を合わせ,安全・安心のまちづくりを目指しております。また,電子町内会がフル稼働しているのも学区の自慢でございます。先日とみやま総合防災フェアが開催されました。私も地元の消防団,富山分団に入団して16年目ですけれども,その日はスーツを着て地元議員として参加しましたけれども,それはうちの消防団員の格好よかったこと,それはそれは光り輝いて見えました。たくさんの学区民が参加してくださり,富山学区全体で防災意識の高揚を図ることができました。消防ヘリ「ももたろう」が高谷市長のメッセージを式典会場に運んでくださるというドラマチックな場面もございました。中塚消防局長,ありがとうございました。
 先日の答弁で,高谷市長はいいまちというのはどういうまちなのかと当選をしてようく考えた,ようく考えて出た答えはいいまちというのは安全で安心なまちのことだと言われておりました。確かに安全で安心なまちは理想のまちだと言えると思います。人と人がしっかりと結びついて支え合い,助け合い,出かけるときに家や車にかぎをかけなくても決して何も起こらない,そんな心配の要らない社会が構築されれば,まあ今の我が国とはかけ離れた理想の世界ではありますが,岡山市の政策の目玉として安全・安心のまちづくりにより一層の力を入れるべきだと考えます。
 そこで提案がございます。私は昨年の2月議会で,地方で頑張っているヒーローについてという題目の質問をしました。私が子どものころ「科学忍者隊ガッチャマン」というアニメのヒーローがいて,その強烈な印象が今も残っているのは,ガッチャマンは実在する行政の管理下にあった点という話をさせていただきました。ですから,出動を許可できるのは科学技術庁の長官だけであったんです。僕は子どものころ,その役所が実在するもんだから,本当にガッチャマンがいるんじゃないかなというふうにちょっと信じておりましたけども,あれから30年の時を経て,昨年は全国津々浦々で行政主導のスーパーヒーローが各地で誕生いたしました。私がヒーローにこだわるのは,岡山の子どもたちに夢を持たせたいからであります。
 昨年も申しましたが,例を挙げますと福井市のヒーロー,リサイクル戦隊ワケルンジャー,このワケルンジャーは福井市民に大変愛されており,「戦え!ワケルンジャー」という歌までつくって,テレビコマーシャルにも出ているのであります──別に和氣議員のことじゃないんですね,分けるという意味です。なるほど,ワケルンジャーの完成度は高く,隊員は5人で,例えばワケルレッドは性格が熱血,ふだんは体育の先生で変身後の得意わざは燃やせるごみビームといったぐあいに各隊員にキャラクターをきちんと設定してあります。恐らくは,まあ環境事業局の若手の職員が着ぐるみを着ているというか,変身しているんだと思いますが,ここであほらしいと思ってはいけません。あほらしいと思ってはいけないんです。福井市さんは大まじめで取り組み,大きな結果を出しているのであります。子どもたちに夢を与えながら,ごみの正しい出し方とごみの正しい分け方を教えているのであります。
 大成功をおさめたほかのヒーローをもう一個挙げますと福岡市自転車対策課が生み出しましたチャリ・エンジェルズ。これは3人の女の子で構成されていて,チームの名前どおり映画の「チャーリーズ・エンジェル」のような格好いいコスチュームを身にまとった女の子が駅前の放置自転車をパトロールし続け,福岡県内の数々の賞を受賞するほど高い評価を得たのであります。
 しかし,ブームに乗っただけで大した成果を出していない,あほらしいキャラクターもたくさんあります。大切なことは,ブームに乗っていいかげんなヒーローやマスコットをつくり出すのではなく,しっかりとした活動を展開することと,それを継続してやっていくことだと思います。
 岡山はいいまちを目指す,いいまちとは安全で安心なまちのことだ。それならば安全で安心なまちづくりに日々取り組み,日夜市民のために頑張ってくれるスーパーヒーローを岡山市が誕生させましょう。やり方次第では,物すごい効果が得られると考えます。
 例えば,まあ民間の話ですけれども,例を挙げますとOHKのOH!くん。岡山放送はOH!くんをこの世に誕生させて以来,特に勢いに乗っていると感じるのは私だけではないと思います。これはマスコットキャラクターをつくり出して大成功した典型的な例ではないでしょうか。OHKと岡山市民がより身近になった感じがするのは,OH!くんを誕生させ,OH!くんのキャラクターが定着したことが大きな原因になっていると思います。
 岡山国体も大成功に終わり,岡山県のモテナスンジャーも大体の役目が終わりました。ここはひとつ満を持しての岡山市の出番であろうかと思います。もちろん最も大切なことは,地元のことは地元が守るという精神に基づき,各学区単位でモチベーションを上げていくことだと思いますが,その思いの象徴となるものをつくり上げ,岡山市民の意識を統一し,岡山市全体の安全・安心のまちづくりに対する意識の底上げを図ることが大切であると考えます。一過性のものではなく,継続して実際に活動をし,子どもや市民に愛され,感謝され,尊敬される安全・安心のまちづくりのシンボルとなる岡山市のヒーローを誕生させましょう。名前は市民に公募すればいいと思います。子どもに夢を持たせることの重要性を熟知されている高谷市長の御所見をお聞かせください。
 それでは,もう2問ですから最後の項,いのちの電話についてに入らせていただきます。
 議会の皆様,当局の皆様,いのちの電話を御存じでしょうか。聞いたことはあると思いますが,私もこの質問をするまでは詳しい実態や内情は知らないまま議員活動をしておりました。一たん知ってしまうと,いても立ってもおられない気持ちになり,この質問をするに至ったわけであります。
 岡山いのちの電話は,昭和58年に電話相談を始めて以来,20年間以上にわたり一日も休むことなく活動しておられます。しかも24時間体制で対応しておられるそうであります。電話を受ける相談員は正しい対応ができるようになるために,1年間の研修を受けた後,相談員として活動します。すべての相談員は完全ボランティアで,相談員となるための1年間の研修費は約5万円だそうであります。
 岡山いのちの電話で受ける電話は,年間2万件で,これは単純に割り算しますと,1日に対応する電話の本数は55件となります。私も議員をしておりますから,市民からの相談が偶然重なった日は1日50件ぐらい電話がある日がありますが,そんな日は年に何回かしかありません。コンスタントに1日50件以上の相談があり,私どもにある相談の内容とは断然異なり,内容は非常に深刻でまさにこれから命を絶とうとしている人たちにぎりぎりのところで思いとどまってもらっているという,非常にとうとい活動をされているのであります。
 我が国は,世界的に見ても自殺の多い国であり,先進国と呼ばれている国々の中では自殺率が最も高い国の一つであります。心の痛むデータですが,1日に82人,18分間に1人の割合でみずからがみずからの命を絶っているという状況,年間では3万人を超えるという,いわば異常事態が続いているのが現状です。
 近年の厳しい社会情勢の中,企業のリストラ,教育現場の荒廃,家族の崩壊等により,個人に多大な重圧がかかり,さまざまな困難が私どもの身近なところで起こっております。勝ち組,負け組といった言葉が当たり前のように語られる昨今でございますが,私どもの想像をはるかに超えて,負け組からの脱出は厳しく,人と人とが支え合う潤いのある日本のよき文化は,経済効率の名のもとに崩れ去ろうとしています。高谷市長におかれましても,勝ち負けが発生することは仕方ないが,もし負けてもその後立ち上がっていける社会をつくらなければならないと言っておられました。そのとおりだと思います。
 岡山いのちの電話は,大きな苦しみを背負い,生きていくことが困難にあって,さらにはだれ一人として相談できる人もいない,さまざまな危機に追い込まれた人たちを救う活動をしています。そのような方々に再び生きる喜びを見出してもらえるように力の限りで頑張っておられます。現在,岡山いのちの電話は民間からの援助が大半で,公的な援助は岡山県から年間20万円の補助をいただいているのみだそうであります。ちなみに他都市の例を挙げますと,仙台市では市から100万円,川崎市では何と570万円の補助を行っているそうであります。岡山の自殺率は比較的低いそうでありますが,安心できる状況にはないそうであります。
 大切なことは,このとうとい活動に県と市と,そしてボランティア団体が一体となって目の色変えて取り組むことだと思います。相談員になるために1年もの時間を費やし研修を受け,その研修費5万円は自己負担され,相談員になってからも全くの無報酬の手弁当で,傷ついた市民の命を水際で日々守ってくださっている相談員の方々,御自分の仕事をしながら24時間体制での,この大変な活動に取り組まれている相談員の皆様方に対しまして,私は心からの感謝と敬意を表したいと思います。公的な援助は,県からの20万円のみということですが,岡山県民の3分の1の人口を占める岡山市としても,この問題に取り組むべきだと思います。さまざまなことで追い込まれ,生きる望みをなくしている人に手を差し伸べることができる社会をつくることは,現在の日本における最重要課題だと思います。
 超高速で経済発展を遂げた我が国の裏側に潜む年間自殺者3万人という異常事態,人の命は何にもかえられないものであり,何よりも大切なものは命であるということを改めて確認させていただき,生命第一の観点から質問というか,お願いになりますけれども,岡山いのちの電話に対して岡山市としても力強く応援すべきだと考えますが,どう思われますか。当局の御所見をお聞かせ願います。
 以上で第1回の質問を終わります。
 ありがとうございました。(拍手)



市長(高谷茂男君) 浦上議員の御質問にお答えいたします。
 安全・安心のまちづくりのシンボルとなる岡山市のヒーローをとの御質問ですが,さきの岡山国体における大会マスコットのももっちや石井知事のモテナスンジャーは,皆様の記憶に新しいところであり,人々の気持ちを一つにすることや活動を盛り上げる上においては大変効果があったと感じております。安全・安心ネットワークを通じて行われるさまざまな活動は,地域全体で理解され,支えられるようになることが必要であると考えておりまして,御提言の趣旨については今後安全・安心ネットワークなどの周知活動を行う際の参考にしてまいりたいと思っております。
 私の前職は,そういうことを考えてやることが仕事でございました。まあちょっとこれは議会で言うたらあれになりますが,おもちゃ王国のキャラクターも,あの王様がシーゲルンといって私の「しげ」をとっておりまして,シーゲルン1世というんですよ。それにキャラクターがついてですね,それで今子どもたちを本当にいい子どもたちに育てようということで,ストーリーをつくってやっておりまして,3月には名古屋名鉄と一緒に組みまして,知多半島へおもちゃ王国の7番目ができます。
 やはり,このキャラクターというのは非常に大切だと思っておりますので,前向きに考えていきたいと思っておりますので,よろしくお願いします。
 終わります。



保健福祉局長(長島純男君) いのちの電話について,公的な援助は県からの20万円のみだが,県民の3分の1の人口を占める岡山市としても力強く応援すべきではないか,どうかというお尋ねでございます。
 岡山いのちの電話は,300人を超えるボランティアによる相談員の方々の御活躍により,心に悩みを抱える人々に対して心の支えとなっていただいているところでございます。いのちの電話に対する市としての支援につきましては,市民への広報の面では「市民のひろば おかやま」であるとか,あるいは市のホームページ等さまざまな機会をとらえて協力していきたいと考えております。
 さらにまた,民間の福祉団体とも連携をしながら,今後可能な支援について検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。



23番(浦上雅彦君) 御答弁ありがとうございました。
 たった2問なんで,すぐ済みましたけど,2問とも前向きに検討してくださるということで,高谷市長の手腕も聞けましてありがとうございます。
 いのちの電話ですけれども,前向きに検討してくださると保健福祉局長は言ってくださって,まあこの場でだめじゃ,そんなこと考えられるわけねえがなという答弁よりもちろん全然うれしいんですけどもね,さっきもデータの中にありましたけども,私がこの質問をしているこの今何分間のこの瞬間にも日本のどこかでだれにも相談することができずに,たった一人で命を絶たれた人がいるという,多分おられる,そんな現状であります。本来なら行政がそういう事態を食いとめなきゃあいけない,役所がやらなきゃあいけないことだと思うんですけども,奇特な市民の方がたくさんおられて,そういう活動をもう20年間もやられているという,で,20年間岡山市としちゃあ,まあ県は20万円補助をされとったようだが,20年間岡山市としては一応何にもしてないわけですから,何も手を差し伸べてないわけですから,本来は役所がしなきゃあいけないところを何もしてないわけですから,もう知った以上はぜひ,今ありがたいこと言われましたよ,募金の広報活動,そういうのもやっていくし,ボランティア団体とも相談してこれから前向きに検討するというふうに言うてくださいました。それは本当にありがたいと思いますので,保健福祉局長を信じときますから,僕が信じると言ったことに対してどう思われるか答弁してください。



保健福祉局長(長島純男君) 浦上議員が信じると言われたが,かなりプレッシャーが大きくなっておりますけども,本当命を引きかえにということで,県下でも調べてみますと平成14年1年間に100人を超える方々が自殺でなくなっているという実態もございます。先ほど議員の御指摘の中にもございました年間3万人の自殺者といいますのは,たしか私の記憶が正しければ7年連続であるというふうに私は記憶をいたしております。まあそういった中で,このいのちの電話は下支え,24時間1日も休まずという本当に非常に粘り強い取り組みをされている団体でございます。そういった意味で,先ほども御答弁申し上げましたですけども,民間の福祉団体等とも連携を十分にしながら,できる支援,何かそれを検討してまいりたいと,このように考えております。
 以上でございます。
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