メニューへ戻る

6番(浦上雅彦君) 皆さん大変に御苦労さまでございます。
 出ましたね,新しい横文字が,朝一番に,田原議員の方から,「SOHO」というのが。市長もちょっと言われておりましたけれども,私も岡山市の操法(SOHO)訓練大会に4年連続出させていただきまして,3つ銅メダルをいただいております。
 じめじめした,湿度が高い毎日でありますが,答弁の方はからっとしたものをいただきたいと思います。
 それでは,質問に入りたいと思います。
 まず,第1項の里山センターについてであります。
 さかのぼること二十数年前,私は毎日のように操山を探検しておりましたものですから,操山には大変愛着がございます。そのこともありまして,この質問をさせていただきます。
 操山に残る豊かな自然と触れ合うことのできる施設として,昨年11月にオープンいたしました里山センターについて,現在までの利用状況をお聞きしたいと思います。また,当初の利用者見込みと比べてどうなのでしょうか。これが1つ目の質問であります。
 2つ目といたしまして,ボランティアの方たちに施設の自主事業の企画・運営をお願いしているようですが,こうしたボランティアの方たちに企画・運営をゆだねたメリットをお聞かせください。
 続きまして,第2項の新産業ゾーンの企業誘致についてに入らせていただきます。
 新産業ゾーン企業団地につきましては,平成13年からの第1期分約11ヘクタール,平成15年ごろからの第2期分約10ヘクタールが立地可能になると聞いております。しかし,企業の立地意欲は,長引く景気の低迷の中で大きく減退しており,さらに立地に対する国内外の激しい地域間競争の中で,企業誘致は大変厳しい状況が続いているというのが現状です。そのため,このたび企業用地の早期利用を促進するため,分譲に加えて買い取りオプションつきの賃貸方式を導入されましたことは,萩原市長ならではの画期的な発想手法であると高く評価しているところでございます。
 しかしながら,景気の低迷が続く中で,市が誘致を目指している製造業は,全業種の中でも厳しい業種の一つであるとの調査結果が出ております。
 そこで提案ですが,高付加価値型の先端技術産業の拠点という看板を上げておるようですけれども,この看板はこの際おろしてはいかがでしょうか。設備投資意欲の高い業種を立地させることによって,早期立地,雇用の確保を図ることが大切であると考えます。
 当局では現在,流通関係へ業種を拡大することも検討中とのことですが,雇用の確保という観点から考えれば,流通加工業を誘致するのが適当ではないかと考えます。そのあたりもあわせてお伺いいたします。市長の御所見をお聞かせください。
 まだ3分ほどですけれども,もう最後の項です。
 それでは最後の項,学校給食についてに入らせていただきます。
 学校給食の改善・見直しにつきましては,「岡山市学校給食運営審議会」で調査・審議され,昨年末にその考え方が中間報告としてまとめられたところでございます。
 市教育委員会では,その報告の趣旨を踏まえ,今年度から試行に取り組む項目について予算化し,準備を進めているはずであります。しかし,これまでさまざまな議論がなされているにもかかわらず,なかなか具体的な姿が見えてきておりません。組合との交渉に手間取り,「子どものため」という本来の視点がないがしろになっているのではないでしょうか。教育委員会は,給食がだれのためのものかをもう一度よく考え,その原点に立って結論を出さなくてはなりません。このことを踏まえて質問させていただきます。
 まず,食生活の基礎知識を身につけ,食文化形成にふさわしい教育の一環としての学校給食とするために,丼──どんぶりのことです──などの導入状況はどうなっておりますでしょうか。環境教育の観点から,残滓処理設備の設置状況はどうなっておりますでしょうか。学校行事に柔軟に対応し,学校の個性を生かした自校献立の実施状況はどうなっておりますか。以上,3つの点の進捗状況をお尋ねします。
 そして,最後の最後に,一番気になる質問をさせていただきます。この質問は特に力を入れてお伺いいたしますので,そのつもりで答弁いただきますように申し上げておきます。
 学校給食の民間委託やPTA委託については,4月からの試行を延期し,2学期からをめどにするとのことでありますが,受託者である民間事業者やPTA組織の準備期間を考慮しますと,タイムリミットが迫っていると思われます。現時点において,方針や詳細が決定されていないのであれば,2学期試行がさらに先送りされるおそれもございます。そのようなことはないと信じておりますが,きょう,もしその発表ができないのならば,民間委託やPTA委託の試行は無理だと認めていただきたい。
 今まで,「やります,やります」と再三強気な発言を繰り返してこられましたが,この時期に来ても学校名も発表できないのなら,何をもってやる気なのか,もうごまかされるわけにはいきません。富士山に例えるなら何合目まで来ておるとか,遠くて近い何とかとか言われても,もう笑って聞いておられる時期ではないのです。本日こそは,今回その試行をしようとしている学校名を明らかにしていただきたい。もし明らかにできないのなら,その理由は聞かなくてもわかりますので,ただ一言,「できませんでした」と認めてくれれば結構です。
 くどいようですが,学校名を発表するか,2学期からの試行は無理だと認めるか,どちらかです。どちらか教えてください。いい線いっているような話では,きょうは絶対に納得いたしません。どちらか教えていただけますように,すかっとした答弁をよろしくお願いいたします。
 以上で私の第1回目の質問を終わりたいと思います。
 ありがとうございます。(拍手)



市長(萩原誠司君) 御苦労さまでございます。
 傍聴席には,教育に責任と熱意を持っておられる市民の方々も大勢お見えでございます。
 私の方からお答えするのは,給食ではなく里山センターでございます。給食はこちらの方から……。
 御質問の中にもありましたし,私も実は2度ほど,1度はこっそり,2度目は家内を連れて行ってまいりましたけれども,利用が確実にふえているようであります。
 統計的に申し上げますと,昨年の11月25日にオープンして約半年でございますが,来館者のベース──来館しないで登っておる方もおられるんですけれども,これはわかんないもんですから──だけで約1万5,700人ということでございます。それで,いろんなことをボランティアの方が組織して,そしてボランティアの方々の持っている特色というのか,個人的な,あるいは今までのおつき合いの中でのネットワークの中で,口コミその他でいろんな話が伝わっていくというようなことで,かなり気持ちのこもった運営ができているということもあって,かなりの来館でございます。
 ちなみに,当初の見込みでは,2年目で年間3万人という目標でありましたから,大体1年目でその目標はほぼクリアできる見通しが立っているというか,超過達成するんじゃないかというような気がしております。ただ,これがいいかどうかといいますと,いいんでありますが,マナーの問題をやっぱり気をつけなければならないというふうに思わざるを得ないわけであります。
 私も登るときに,若干ごみの散乱状況があって,両手で処理できるものは近くのごみ箱のところへ持っていこうとしたんですが,行ってみたら,ごみ箱の方がこんなになっているというんで,実感として大変だなという気がしたわけであります。
 それで,今ボランティアの方々とも相談しておりますが,現在既に,登録ボランティアの方々が約90名──厳密には87名──と,順調に輪が広がっておりまして,この方々も同じようにやはり,ここの施設をとにかく未来に,子どもたちに残していくために,経費とそれから自然保護の両面においてサステイナブルにしていく必要があるというふうに感じられているということであります。
 そして,6月4日でございますけれども,ごみの清掃を自主的に市民の方々と一緒にやりましたが,これも記録が残っていまして,何と126キログラムのごみや空き缶がその1日だけで収集できたということでありまして,いろいろな工夫をしております。
 さらに,パンフレットを発行しているんですが,そこに書いてあるのを見ますと,自然を守るとかいろんな今後の活動のために,御利用になられる方に募金の慫慂をお願いしているわけであります。何ぼ集まったんだと聞いてみましたら,「わかりませんけれども,募金箱が,がさっがさっといっております」という現場の報告でありまして,本当にこういう面でも,まさに市民参加を求めながらやってきた成果が出つつあるような気がいたしております。
 今後いろんなことがあり得るわけですが,いずれにしても我々としは,先ほどの自然,植物,動物を仲間として,きちっと守り育てていくということ。それから,ボランティアの方々が数多くなってまいりますと,今度はその方々をきちっと秩序正しく,一緒に統合していくような機能も持てるような,高度ボランティアが必要だとか,いろんな意味があるんですけれども……,組織化ということでしょうか。その辺のボランティアのもう一歩進んだ育成ということも必要であります。
 さらに,いろんな教育の観点から言いますと,総合学習という言葉を使えばいいのか,あるいは中心市街地の学校高度化の中で,環境であるとか福祉であるとかという分野が選択的に出てくるときに,こういった施設を使いながら,あるいはごみを拾いながら学習していくというようなことも,旭川の水泳と並んで必要になるんじゃないかなというようなことも思っておりまして,総合的に広い意味での教育の中で生かすことなども,今後の課題としてボランティアの方々の中からも提起されているわけであります。
 議員も御地元でございますんで,またお登りになられて,身の丈じゃなくて身の幅の調整にも,私も念じておりますが,お努めになられたらと思います。
 ありがとうございました。



経済局長(和氣島美彦君) 新産業ゾーンの企業誘致につきまして御答弁申し上げます。
 企業誘致活動については,長引く景気の低迷や立地に対する厳しい地域間競争の中で,大変厳しい状況が続いておりますが,企業団地への早期立地を促進するため,さきに分譲に加えまして,買い取りオプションつきの賃貸方式を導入したところでございます。
 また,立地業種については,水を多量に消費する業種や,公害関係等の問題のある業種を除き,地元に雇用をもたらす業種は広く対象としていきたいと考えております。
 御指摘の流通加工業については,物流システムの再構築が進む中,近年脚光を浴びてきており,今後ますます成長が期待される業種であり,よい話と考えております。
 なお,総合政策審議会経済部会においても,物流を加えることは地元雇用につながるとか,流通加工を加えることは一つのポイントになるなどの論議がなされたところでございます。
 以上でございます。



教育長(戸村彰孝君) 浦上議員の御質問にお答えいたします。
 学校給食で大変御心配をおかけいたしております。
 まず,強化磁器どんぶりの導入につきましては,入札も済んでおりますから,近く納入の予定でございます。
 残滓の処理設備につきましては,福田中学校に設置するということで,最終的な機種選定に入っております。
 自校献立につきましては,単独食材購入とあわせて,準備が整ったところから実施したいと考えており,数校と協議を進めております。
 次に,調理業務などの民間委託やPTA委託の試行につきまして,当初,本年4月から開始するということを目標にいたしまして準備を進め,予算も議会で御承認をいただいたところであります。にもかからず,準備が整わず,2学期からの試行に繰り延べをさせていただいた。しかも,その2学期というのがもう目前に来てしまったということでございまして,御心配をおかけし,まことに申しわけないと思っておるところでございます。
 この調理業務の民間委託やPTA委託の試行につきましては,教育行政全体の中で学校給食のあり方を見直して,将来にわたって本市の学校給食を健全な形で運営していくための,重要な評価のための施策であると位置づけております。したがいまして,ぜひ2学期から試行に取り組みたいと考えておるところでございます。
 この試行を円滑に進めるために,これまで関係者と議論・協議を重ねてまいりましたが,意見調整がなかなかできずに今日に至っております。
 しかし,議員が御指摘になりましたように,2学期からの試行開始を前提に考えれば,民間業者やPTA組織の準備期間が当然必要であります。しかも,人をそろえるとか,運営に対するいろんな条件を整備するとか,あるいは実務的な準備をするとか,多くの準備が求められるわけであります。
 また,この実施をする学校におきましても,校長を初め教職員,そして保護者等の理解と協力が必須であると思います。そういうところからも,実施する学校を具体的に明らかにすべき時期が来ておると,もうタイムリミットであるというように私どもも考えております。
 そこで,市教育委員会では,民間委託の試行は藤田中学校と馬屋下小学校,PTA委託の試行は富山中学校と鹿田小学校にお願いしたいと考えておるところであります。
 円滑かつ円満に事業が進められますように,関係者の理解と協力を得るために,さらに努めてまいりたいと考えておるところでございます。
 以上でございます。



6番(浦上雅彦君) 再質問ではございません。
 里山センターの利用状況,すばらしいということがわかりました。
 新産業ゾーンの企業誘致の考え方,何となくわかったような感じです。
 また,学校給食の項では,試行する学校名を発表していただき,驚いているところでございます。(笑声)質問の中に御無礼があったかもしれませんが,厚く心配しているからこそでございます。深い御理解をいただきますように。
 先ほどの答弁の中にも,PTAの委託の学校の名前が出たりしましたけれど,PTA関係者の方は来られておりますか──おられるようです。
 少し話は変わるんですけれども,最近我が国はどうかしていると思うんです。毎日のように,とんでもない,信じられないような事件が起きております。少年が殺人を犯しているんです。毎日のように人を殺しています。本当にもうどうなってしまうんだろうかと思うわけですが,やはり親と子のあり方なのかなと思うわけであります。
 私は,2月に,九州は熊本へ行政視察へ行ったとき,ちょっといい話が聞けたのでさせてください。
 熊本は行政が,青少年の健全育成に,すごい力を入れておりまして,進んでいるということで勉強に行ったんですけれども,2日目の晩に,非常に肩が張りまして,夜マッサージを頼んだんです。そこへ来たマッサージのおばさんは私以上の体格の人で,私も激しいけれど,あんたも激しいなということで,「あなた何をしようる人で」と聞かれまして,「議員だ」と。「どっから来たの」,「岡山から来た」。「何しに来たん」,「勉強しに来た」。「何を勉強しに来たん」,「青少年の健全育成を勉強しに来た」というふうに答えたら,そのマッサージのおばさんは,「私は現役の母だ。子どもを3人育て上げて,20歳以上にした。立派に育てたから,そんなんを勉強するのもええかもしれんけれど,私の話の方がええよ」ということで,マッサージをしながら教えてくれたんです。
 その人の話によりますと,裕福な家庭で,御主人が社長,息子さんが3人いたらしいんですけれども,保証人になりまして,保証していた会社が倒産して,御主人の会社も一夜のうちに何億という負債を抱えてしまった。その奥さんは御主人の負債を返すために,朝,昼,晩,朝と働いたんだと。それで朝から夜まで働いて,夜からまた朝方まで働いて,ほとんど寝ないで働いたけれども,そうこうしていたら長男が高校に行くことになった。高校には学校給食がないですから,弁当なんですね。それで意地になって弁当をつくり続けた。もう寝る時間もほとんどないんですけれども,それを削ってでも弁当をつくり続けた。なぜなら1,000円渡して,何か買いなさいということはしたくなかったんじゃと。息子と私がほとんど家でも会えないような状況でも,唯一,弁当だけがつなげていると。意地になって,女の意地というか母親の意地で,弁当を3年間つくり続けた。
 卒業式の前の日に息子さんが,「あしたで弁当が終わりじゃ。ちょっといつもよりええのをしてくれんか」というふうに言ってきたらしいんです。それで,弁当最後の日ですから二段重ねのすばらしい弁当をしたらしいんですけれど,朝,その時間は起きてこないのにお母さんに会いに来て,「おふくろ,3年間本当にありがとう。家の状態は知っている。とんでもない状態なのに3年間弁当をつくり続けてくれて本当にありがとう」と泣き崩れたそうです,やんちゃ坊主だったらしいんですけれども。
 結局,その長男が卒業しても,次男坊,三男坊とずうっとその人は寝ないで弁当をつくり続けるわけなんですが,3人ともがええようにしてくれるんじゃと。そのときの私の頑張りを認めてくれて,今も物すごく助けてくれるということで,「ええ育てようにするには弁当よ」というようなことをさんざん聞かされたんですね。
 そら,熊本市の行政もいい勉強になりましたけれども,その人の話が一番よかったかなと思って帰ったんです。やはり人間も動物でありますから,特に生きるために必要な食と,食べるということを通しての親子のコミュニケーションは大変大切であり,きずなも深まるのではないかなと思いました。
 くしくもPTAの方たちが学校給食に参加すると,元気よく手を挙げてくれております。PTAが給食をつくる。夢のような,本当にできるんかなというような感じが正味な話ですけれども,できる,できないは別として,自分たちの子どもは自分たちで食わせるという考え方は,非常に理にかなっており,反対する理由がないんです。
 いずれにしても試行でありますから,半年,1年先に評価が出るわけです。頑張ってください。
 終わります。(拍手)
メニューへ戻る