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6番(浦上雅彦君) 皆さんおはようございます。
 あと10日もすれば,楽しいクリスマスがやってまいります。その1週間後には西暦2000年を迎えるわけであります。そして,きょうは今議会の質問戦の最終日ということでありまして,その何なく晴れやかなおめでたい気持ちをネクタイに表現して,きょうの日に臨んでおりますので,どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 それでは,本題に入らせていただきます。
 第1項,市役所へのアプローチについてでありますが,これは先日,同胞の和氣議員の提案の中にあった総合交通という考え方も存分に取り入れて検討していただきたい問題であります。
 市役所へのアプローチは,本当に最悪であります。皆さんも,車に乗って市役所に向かって来る様子をイメージしてください。よろしいですか。
 それでは,東の方から市役所へ行く場合ですが,説明します。大雲寺交差点を直進して大供の交差点を左折するわけですが,この左へ曲がる道の幅は狭く,しかも鋭角の急カーブであります。その上,カーブを曲がる手前とカーブを曲がり切って視界がぐるりと変わったすぐのところを,自転車や歩行者が常に行き来しており,夕方になると歩行者も車もどちらも交通量がふえて,しかも見えにくくなるので非常に危険であります。そして,どこから来ようとも,この細くてわかりにくい,そして歩行者や自転車が飛び出してくるこの道を通らなければ市役所へはたどり着けない流れになっているのであります。
 そこから車を進めます。大供の交差点を左折して,カーブを曲がり切ってすぐのところを一たん停止して,安全を確認して右の方へ行くわけですが,ぼさっとして真っすぐ行くと市長の事務所の方へ行ってしまうわけなんですが,右の方へ行って信号があるわけです。その信号を今度は右折して数十メートル進んだところの右側に,構内駐車場の入り口があるわけでございます。市民の皆さんの多くは,その信号を直進して立体駐車場の入り口を目指すわけであります。
 ここで私がよく遭遇するのは,構内駐車場には一般車両は駐車できないことを知らない人が入ろうとして守衛さんにストップをかけられて,バックして出ようとするんですけれども,そのすぐ後ろに車の列ができていてなかなか出ように出られない。そのうちに構内駐車場に入ろうとする車がぴたっと後ろについて身動きがとれなくなって,ちょっとした渋滞を起こしているのであります。
 今度は,駅の方──北の方──から市役所に行く場合ですが,駅から市役所へ向けて走る道路は,最初は3車線なんですが,大供の交差点の手前で4車線になるんです。市役所に行くのに,目の前に市役所があるわけですから,見えるわけですから,直進なのはわかります。道路標識も岡山市役所直進を示しております。しかし,直進している車線は2つあるんです。3車線のとき真ん中車線にいて,そのまま乗っていると実はもげるんです。皆さん御存じのとおり,市役所に行くならこの真ん中にある2つの車線の左側,厳密に言うと4車線のうちの一番左側から2番目,右から数えると3番目の車線に入らないと市役所へは行けません。目の前に市役所があるからと安心をしてど真ん中の車線を直進すると,市役所の西側をかすめて大元の方へ行ってしまうのであります。そして,もう二度と戻ってこれない流れに乗ってしまうのであります。(笑声)たとえ運よく左側から2番目の車線を選んでも,東から来る場合と同じで,例の細くてわかりにくい,自転車の飛び出してくるあの急カーブの道へ導かれるのであります。
 西から行く場合,大野辻の方から来る場合も駅から来る場合と同じで,大供交差点の信号手前は4車線,今度は左から3番目,右から2番目の車線にいないと市役所へはたどり着けません。運よく左から3番目の車線を選んでも,例のあのわかりにくい,危険な細いカーブの道へ導かれるのであります。
 今までの話をまとめますと,第1に東西南北どの方向から市役所へ接近しても,どの車線に入れば行けるのか大変わかりにくい。
 第2に東西南北どこから行こうと,例のあの細いカーブの道1点に集められる。そしてそこは,歩行者や自転車が常に行き来しており,スピードを完全に殺し,安全確認して進まなければ非常に危ない。
 第3に,もし車線が合っていて,例の道も安全確認して市役所にたどり着けそうになっても,その先の信号を右へ曲がれば最後,市役所には来られない,もう1周することになります。もし構内駐車場に入ろうとすれば,とめられて抜き差しならない状態に陥り,渋滞や接触事故の原因になりかねない。
 岡山市民ですら非常にわかりにくい市役所への道でありますから,他府県から移り住んできた人やほかの市町村から何かの用事で来られた方たちは,目の前に市役所があるのに近づけないで困ったという思いをされた方が大勢いるはずであります。
 残念ながら私は専門家ではないのでよい提案はできませんが,いずれにしても保健福祉会館,そして水道局,下水道局等隣接する市の出先機関への人や車の流れも考慮に入れて,総合的な視野で市役所を取り巻く今の流れを改善されてはどうでしょうか。市役所へだとり着くための道は,市民の皆さんが迷うようなものであってはいけません。市民の皆さんがどんどん集まってくるわかりやすいもので,しかも安全であることが大切です。地元からの指導もいただきながら,改善を要望いたします。当局の御所見をお聞かせください。
 それでは次に,次の第2項の都心部小学校の統廃合についてでありますやゆが,最終日でもあり質問がダブっておりますので割愛をさせていただきますが,これから精査されるであろうAからDまであるプランのAについて,昨日太田議員も触れられておりましたが,私も一言述べさせていただきます,参考になればと思います。
 小中一貫校,そして個性あふれるコースがあり,まさにミレニアム・プロジェクトだと思います。私に子どもがおりましたら,ぜひ行かせたいぐらいであります。(発言する者あり)はい,ありがとうございます,頑張ります。
 9年間という長いスタンスを生かしたゆったりとした教育,また見通しのきく教育ができるのが長所であり,小学校の先生,中学校の先生が同じ校舎にいるので切れ目ない指導ができるのも事実だと思います。しかし,しかしですね,逆に9年間も変わらないという落とし穴があるのも事実であります。
 例えば,1つの小学校だけから1つの中学校へ上がる地域の実例を申しますと,その小学校の卒業生は140人,1校につき1校繰り上がるはずの地元の中学校の中学校の入学生は120人,20人も減っているんですね。15%程度減っている実例がございます。これは小学校時代からいじめが発生して,中学校へ行っても人間関係が全く変わらないので,引っ越ししてでも中学をかえたためにこういう数字が出ているわけであります。中には附中へ行かれたお子さんもおられるようですけれども……。
 そしてもう一点,出会いという観点からも,私昔を思い出してみますと,小学校時代6年間かかってやっと隣のクラスにも友達がいるようになりました。そして,中学に入学してまた知らない人たちがたくさん周りに発生して,また3年間かけてやっと友人関係ができました。振り返ってみますと,小学校から中学校に上がるとき,不安と期待が入りまじった気持ちで臨む新しい出会いは,私の人生において貴重だったような気がいたします。
 プランAに関して,いじめがあったときに逃げられない点と,新しい出会いがない点をよく考慮に入れていただきますよう要望をしておきます。
 それでは,第3項に入る前に少し余談話をさせていただきます。
 去年のことなんですが,選挙においてどういった基準で,その人を選ぶのか話し込んだことがございます。30代半ばから40代にかけての数十人に話を聞いたんですが,返ってきた答えは予想外のもので驚きました。演説に説得力があって政策がしっかりしているかどうか,そのあたりで決めていると答えた人もかなりおられたんですが,一番多かった答えは「何となくいい」でありました。その「何となく」が何なのか聞いてみますと,「何となくわくわくして,何かやってくれそうな感じ」という答えでありました。
 ある先輩は私にこうはっきり言いました。「結局,みんなわくわくすることを望んでいる。これは子どもも大人も同じで,理屈じゃない,ぱっと光が差し込んでくるような,例えばイメージで言うと,希望みたいなものを感じる人に投票する。それが何となくわくわくの正体だ」と。それからこうつけ加えました。「だから,見ようてみい,東京都知事選では石原慎太郎が勝つし,岡山市長選では萩原さんが勝つよ」と,「あの人は見ているだけでも,こっちも浮き浮きする」と。
 我々の市議選挙は,地域性がかなり関係してきますから,その「何となくわくわく」という基準で選ばれているわけではございませんが,大きな地域で1人だけ選ばれるような選挙では,その「何となくわくわく」が勝負に深くかかわってくるのだと思います。現に,「着実に,確実に」と一歩一歩前に進む堅実ではあるけれども,お固いイメージのするスローガンよりも,もっと大きな浮き浮きわくわくするスローガン「岡山を動かそう」が勝ったわけでありますから,私の調査結果もまんざらうそではないわけです。ということは,選ばれた市長は,市民のわくわく心を満たさなくてはなりません。
 くしくも,来年は西暦2000年を迎えます。1000年に一度しかない,全世界が初めて祝う西暦2000年なのであります。私はコンピューターの2000年問題にきっちりと備えて,完全に安全が確認できれば,素直に2000年の到来を両手を挙げて喜ぶべきだと思います。そして,2000年をともに生きておることへの感動を感謝の気持ちにかえて,それを束にして市政に反映すべきだと思います。言葉だけの上滑りな心ない政策ではなくて,岡山市役所すべての力で,各部局すべてで,市職員総出で,岡山市民の皆さんのために,市長の言う「内に向けては優しい街」岡山を具体的に目に見える形で実行すべきだと考えます。内に向かって優しい政策をとることで,それが市民に評価されれば,その現実が外に向かって力強く輝くわけでありますから,要は内なのであります。
 そこで,第3項,2000年に向けての提言ということで,私の提案その1。2000年の到来を記念して,来年の1年間で岡山市内にある各学区の一番大きな問題をすべて解決するぐらいの大きなプランを,市民によくわかるように打ち出す。
 私の提案その2。2000年到来にふさわしい夢あふれるプラン,例えば都心部小学校の再編,地域情報水道構想,表町「三丁目劇場」などがございますが,そのほかに岡山市役所に存在するすべての部局で,2000年到来を喜ぶ市民のためのミレニアム・プロジェクトを発表されたらどうでしょうか。そんなに大げさなものでなくても,各部局でもう一度よく考えていただき,何ができるのか,何かできるはずでありますから,「市民に優しいミレニアムフェア」のようなものでも計画できないでしょうか。当局の御所見をお聞かせください。
 また,先日市長が,岡山にはこれといった特色がないのが特色と言われておりましたが,それでは寂し過ぎるわけで,この際,2000年を記念して岡山の大きな特色となるようなものを計画されてもいいと思うのですが,季節の風物詩となるような,例えば春の到来を予感する後楽園のこも焼きなど風情があって最高ですが,あの季節に岡山に行けばあれをやっていると言われるような大きな特色をつくられたらどうでしょうか。それが祭りであろうとコンサートであろうと,どんな形であっても本物であれば,年がたつにつれて暮らしの中まで定着するはずであります。当局の御所見をお聞かせください。
 以上,抽象的な表現を多く使いましたが,いずれにしても来年は1000年に一度の市長として,これをミレニアム市長というのかわかりませんが,もしそれなら我々もミレニアム議員として,市職員お一人お一人もミレニアム職員として,市長も議員も職員も一まとまりで岡山市役所はよくやってくれていると市民の皆様に認められる年にしたいと思っております。頑張りましょう。
 以上で,私の最初の質問を終わりたいと思います。
 どうもありがとうございました。(拍手)



市長(萩原誠司君) いわばミレニアム質問ということで,ぜひ4月1日は三丁目劇場で,2日でもいいですけれど,客席から駆け上るような感じで,未来にかける夢をぜひ庶民的な目線で語っていただきたいと,そんなように実は内心思ったわけで,それも一つのミレニアムじゃないかと思うんです。
 おっしゃるように政府全体としても,小渕さんも言っていますけれど,この2000年紀の到来,本当は日本は10年ぐらい前までは21世紀をベースに考えていましたから2001年で始まるというのがあれだった。人間って待てなくなるもんですから,要するにミレニアムという新しい言葉を持ってきて,2000年でこれは騒ごうぜと,こういうことになったわけです。
 その背景には世界的なキリスト教的な影響があって,千年紀ごとというものもあるんですが,一方で日本の国民の心理の中にも,10年も不況をやりよんじゃから何かこの辺でええことはないかと,この気持ちがあるに違いないんです,これは。せっかく2000年が来るんだからここでみんなで元気を出して前へ行こうよという気持ちがあるわけであります。私どももそういう気持ちを職員として,あるいは議員の職として恐らく市民の方々から感じているに違いないと思います。
 そこで,私ども行政としても,もちろん確固たる5つの目標があるわけですが,その中でも2000年紀をとらえてぐっと前に行けるようなことをやってみようじゃないかということで,情報水道構想にしても小学校の高度化にしても,その一環としての打ち出しをすることによって,市民の方々の御理解とか前向きの気持ちというものに火がつくことを期待すると,こういうのがスタイルであります。
 そういたしますと,御指摘のように恐らくは市役所のすべての部局に来年も予算がございます。ない課があるかどうかは知りませんけれども,予算要求はあるわけであります。その予算要求の中に千年紀というものをとらえてもう一度考え直す,もう一度もう少しいいことができないかということで考え直す,そういう契機にはぜひとも資する必要があるというような御指摘だと思います。私どもも,そのとおりだと思います。せっかく,大きく市民の方々がいいことがないかといって期待するときだから,銭がないないというのはさておき,同じ銭でも使い方にもう一つ工夫をしよう,市民へのアピールを高めていこうということを各部署で検討しなきゃならないというふうに思っておる次第であります。
 そして,結局は,これは実は,もう議員が答えを出して言ってしまったんで言いにくいんですけれども,そういった市民に対する,常にいいことをもう一歩進めてやっていこうという気持ちの高まりこそが岡山市政の特色になると,そうすべきだというのが,実は今の御質問であります。それが光になって出ていく,ええこと言うたなと思って聞きよったんですけれども,そのとおりのことを我々も目指してやっていきたい。これが恐らく議員の方々,あるいは職員,さらには傍聴の方々を含めて,岡山市の特色であり岡山市の夢だと,みんなが自分のまちを,いいと思っているというようなまちになるんだというのが,将来的な我々の大きな希望であり夢であります。恐らく御同感をいただけるものと確信をする次第でありますし,私もきょうは赤いネクタイをしておるわけであります。
 以上でございます。



総務局長(橋本豪介君) これまでの盲点を突かれたような市役所への道のりの御質問にお答えします。
 なお,これは各局へまたがっておりまして,私の方から一括して御答弁をさせていただきたいと思います。
 御指摘の市役所へのアクセスでございますが,こうした状況が生じますのも,市役所が国道,県道,それから市道,こういったものが交差して,御指摘のように車線も多く,市内有数の交通量の非常に多い,特に大供の交差点は5差路の交差点になっておりまして,その南に位置しているという地理的条件に起因する問題であるというふうに考えております。
 御指摘の各方面からのアクセスの問題点の解消につきましては,これは都市交通の動線の見直し,それから県警が所管しております交通規制,さらに庁舎の構内駐車場進入への動線のあり方,こういったさまざまな角度から検証が不可欠であるというふうに考えております。また,市役所の入り口であります玄関としての機能がわかりにくい点もございまして,これはわかりやすい看板の設置等というふうなことも考えられると思います。
 市の内部の連携はもちろんでございますが,建設省,それから県,県の公安委員会等との連携も不可欠でございまして,御提案の趣旨に沿って今後こうした関係機関と協議・相談をしてまいるというふうに考えております。
 以上でございます。



6番(浦上雅彦君) 大変前向きな御答弁をいただきましてありがとうございました。本当にありがとうございました。
 最後に,再質問ではなく,もう一つだけ要望させていただきます。先ほどいたずらにミレニアム,ミレニアムを連発いたしましたが,済みません,先に謝っておきます。
 少し前になりますが,市長が出席される会があったので私も出席させていただきました。そこへはその会のゲストで,やたらと英単語を使ういけ好かない男が延々と説明していたんです。そして,やっとうちの市長の出番が回ってきて,市長は開口一番,簡単なことをわざわざ難しくするのはいかがなものかと,ばさりと切り捨てたわけであります。私は胸がすかっとしたのを覚えております。
 しかし,最近議会においてやたらと横文字が多くなっている気がいたします。私たちが議論するのに横文字を使うのはいいんですが,それが新聞に掲載されますと意味がわからないという声をたくさん聞くわけであります。
 例えば,ワンストップ行政サービス。大半の人はこう思うはずです,一回とまって,それからどうする。インフラ整備というても,インフレ景気対策かな。パーク・アンド・バスライド。公園とバイガイドさんかな。庁内LANに至っては市役所の中を走るんだと。(笑声)ほかにもニューパブリック・マネジメントとかジェンダーフリーとかたくさんございます。
 日本語で表現する方が難しい場合もあるでしょうが,日本人でありますから,極力日本語を使うべきだと考えます。中央から出てくる横文字でも,何もそのまま使わなくても岡山流があってもいいと思います。あの横文字ばかりを使う男を,ばっさりと切り捨てたあのときの市長のお気持ちを,どうかお忘れになりませんように,大変恐縮ではございますが,この場をおかりいたしましてお願いをさせていただきます。
 以上で私の質問をすべて終わらせていただきます。
 ありがとうございました。(拍手)
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